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今日は朝からいい天気。このままずっと晴れていてくれればいいのだが…。
とりあえず、昨日あまり見ることが出来なかった網走監獄へ向かおうとしたが、網走監獄は現在も使用されているため門の中に入る事もできない。それならば博物館網走監獄の方がおもしろいのでは?という事で博物館網走監獄に向かう事にした。
ここは結構広い。所要時間が約1時間とパンフレットに書いてある。今日は根室まで走る予定なので網走をなるべく早く出発したい。今の時間は?と見てみると8時45分。ゆっくり見学している嫁をせかしながら回る事となった。しかし、この博物館は予想外に面白く結局1時間ほど滞在してしまった。入場する時に写してもらう写真も結構いい出来だった。(1000円)
せっかくだから近くのオホーツク流氷館にも寄る事にした。ここでは本物の流氷に触る事が出来、-20℃の極寒体験ができる。-20℃といっても専用の上着が貸してもらえるし、そんなに寒くは感じない。ただ昔コマーシャルであったバナナで釘が打てるというのは本当らしい。
館外に出ると異様に暑く感じる。今まで-20℃の世界にいたからかな?と思ったが、どうやら今日は暑くなるらしい。晴れてくれれば暑くても何でもいいや。さぁ知床に向けて出発だ。
途中、小清水原生花園に寄りつつも海岸線沿いをひた走り 12:00 オシンコシンの滝に到着。いよいよ知床半島の入り口に着いた。自然に『知床旅情』のメロディーを口ずさんでしまう。誰が歌っていたのかも知らないのだが、昔家族で北海道旅行をした時に母親がずっと口ずさんでいたので、耳に残ってしまい忘れられないのだ。
12:30 ウトロ着。ここに『漁協婦人部』という新鮮な殻付ウニを食べさせてくれる所があるらしい。お土産屋を抜けて港に程近い所に『漁協婦人部』はあった。いかにも漁師さん御用達といった感じのお店。とりあえず塩バターラーメンと殻付ウニを注文する。ウニは殻付きというだけあってすぐに出てきた。殻付きを食べるのは初めてだが結構グロテスク。味は美味しいような気もするが、食べにくいしどこが食べれてどこが食べれないのかの判断がつけにくい。やっぱりウニは殻から出してある方がいいかなー?
ちなみにウトロにはお土産屋は結構あるが駐車場が無い。お土産屋を見て回りたい場合は『漁協婦人部』で食事をして、車を置いたままお土産屋を見て回るのが便利である。ただし、この店の駐車場も3台ほどしか止めれないので注意が必要だ。
14:15 知床五湖着。ここの周囲の原生林にはヒグマが生息し、ヒグマが目撃された日にはトレッキングルートが制限される。今日も第三湖から先へは行けなかったが、せっかくだから第二湖までのトレッキングを楽しむ事にする。周辺には熊笹が生い茂りいかにもクマが出そうな雰囲気なのだが、時々遠くの方から話し声や笑い声が聞こえてくる。これだけうるさければ熊も寄ってこないだろう。湖はそれぞれ美しく、五湖全部が見れなかったのが少し残念だった。
時間的に厳しいと思ったが、どうせならとカムイワッカ湯の滝にも寄る事にした。ここに向かうまでの道のりがかなりの山道で、この時ほどオフロード走行を楽しめた時は無い。いい気になって走っていると前方に何か黄色い物体を発見した。キタキツネだ!北海道では野生動物に結構出くわすと聞いていたが、今回の旅行で初めての野生動物だ。人間になれているらしく車に近寄ってくるが、エサをやるともう野性に戻れなくなるというので心を鬼にして通り過ぎる。
15:15 カムイワッカ湯の滝着。霧が立ち込めていて神秘的な感じがする。滝の中を歩いて登っていくと温泉があるのだが、靴やサンダルでは厳しい。近くにワラジのレンタルがあり、皆それを履いて登っている。ここの温泉は入ってみたかったが、根室にたどり着けなくなるのも困るので泣く泣く諦めた。いつかきっと又来るぞ!
帰り道でこんどはエゾシカと出会った。のんびとしていて人を見ても逃げ出そうとしない。今日一日で北海道の大自然を満喫した気がした。
17:30 野付半島着。ここはトドワラ(トドマツが海水と潮風で枯れたもの)で有名な所。車で行ける所までは行ったが、トドワラを見るにはそこから更に歩かないといけないらしい。だいぶ辺りも暗くなってきたので、仕方なくここも諦めて根室へ。
19:00 根室着。早速ホテルへ。今日の宿はイーストハーバーホテル。メイン道路沿いで結構大きいが駐車場が狭い。結構疲れていたので夕食はホテル内で食べる事にした。ここでエスカロップという珍しいメニューを発見。根室では有名らしい。とりあえずエスカロップと、やっぱり根室という事で花咲ガニを注文。タラバと比べると身が小さいが甲羅の赤さが食欲をそそる。殻に細かい突起がたくさんあり、手で食べようとすると指に突起が刺さって痛いが、結局の所カニは何ガニでもうまい。エスカロップは豚肉をデミグラスソースで仕上げたものだった。なかなかのうまさ。話のネタに一度は食べてみると良い。
根室には友人が住んでおり、せっかくだから会おうとTELしてみたが、今日は会社の飲み会で抜けられないとの事。明日、会えたら会おうという話になり今日は早々と眠る事にした。
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